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症状分析

症状分析

不登校やひきこもりと密接な関係がある『発達障害』

ジョンカを立ち上げてから今日までおよそ20年弱。本当にたくさんの子供たちと接してきました。その子供たちは皆いつの頃からか本来の自分を見失っていて、「殻に閉じこもってしまう」「暴力を振るう」など具体的な症状は違うものの、「社会と上手く関わって生きていけない」という共通点を持っていました。その原因となっているものの多くは、「広汎性発達障害(PDD)」や「注意欠陥多動性障害(ADHD)」など、いわゆる『発達障害』なのではないかと考えています。もちろんジョンカは医療機関ではないので診療・診断を下したわけではありませんが、多くの医学書や精神科などの先生の文献を読んでいると私がお手伝いした子供たちの症状のほとんどが当てはまっているのです。

また「自閉症をはじめとする広汎性発達障害の症状の一つである強いこだわりが、不登校を生じさせたり、長期化させる要因となる」とおっしゃっている精神科の先生もいらっしゃいます。不登校やひきこもり、家庭内暴力など世間一般で言われる『非行』と『発達障害』の関係は、意外に深いところでつながっていると考えています。

そしてもっとも注意をしていただきたいのが、「軽度の発達障害だからまだ大丈夫」と軽く見過ごされてしまう可能性が高い点です。軽度であっても、それは間違いなく専門家の手助けが必要なのです。なぜならば障害を抱えてしまった子供たちというのは、ある意味「個性豊かな性格」がゆえにその症状が出てきてしまったともいえるため、障害の特性に添ったアプローチをしないと上手く導くことができないばかりか、より悪化傾向へ陥ってしまうこともあるからです。さらに症状が軽いうちに専門家の手で正しく導けば、当然早い時期に社会の中に旅立たせる可能性も高くなるのは言うまでもありません。

「子供の非行は親の責任」と考える気持ちはよくわかりますが、専門家へ相談することは決して恥ずかしいことではありませんので、親御さんだけで悩みを抱え込まないようにしてください。

広汎性発達障害(PDD)/高機能広汎性発達障害(HF-PDD)の兆候

その場にあった行動が取れなかったり、周りの人たちの気持ちを推し 量れなかったりするため、「場違い」「常識はずれ」と思われる言動や 行動をとってしまう。それによって、いじめの対象となってしまう ケースもある。

注意欠陥多動性障害(ADHD)の兆候

基本的に落ち着きがなく、注意力が散漫になってしまうため同じ間違い を何度も繰り返すなどの行動が目に付くようになる。 そのため、周りの人たちからも何度も同じことで注意されることが多く なる。

親のしつけ不足、愛情不足と決め付けられてしまうことが多い
親子ともに無力感や対人不信感が強まってしまう
子供たちは生来の不器用さとバランス感覚の悪さ

周りの人たち(特に親)の無理解(無気力)による孤立感
刺激に対して過剰反応するようになり、ついに非行へ

PDD/HF-PDD の場合

奇異な非行に走る傾向がある。例えば一日中自分の部屋に閉じこもり、 漫画だけを読み続けて生活するとか、あるいは服を着るとか家族と 一緒に食事をするとか一般的な日常生活の行動を拒否し続けるなど。

ADHD の場合

衝動的な非行に走る傾向がある。 例えばすぐにイラついて大声で怒鳴ったり、暴力に訴えて家族を傷つけ たりする。また暴走族などに入り、仲間と一緒になって自分の快楽の ために暴れまわったりするケースもある。

発達障害まめ知識

発達障害は大きく4つに分類することができます。

1.知的障害

  • 一般的には読み書き計算などの学習能力、日常生活や学校生活をする上で必要な会話能力・判断力などの知的能力、これらすべてに支障があることを指す。
  • ダウン症候群など染色体異常によるものもあるが、原因が特定できないも多い
  • 日本人の約2〜3%が該当すると言われている。

2.学習障害(LD)

  • 読み・書き・計算などの学習面の一部または全部に困難さがあるが、会話能力・判断力などの知能の他の面では障害がない。
  • 知的障害との違いは、学習面のみに困難さがあるという点。
  • 例えば軽度の知的障害がある人が学習面で重度の困難があるような場合などのように、知的障害と学習障害を合併しているケースも考えられる。
  • 注意集中力や落ち着きがない場合もある。また、不器用な場合もある。

3.広汎性発達障害(PDD)

  • 「対人関係の異常」「ことばやコミュニケーションの異常」「特徴的なこだわり」、この3つの特徴を持つ発達障害。
  • 上記の特徴すべてにあてはまるものを自閉性障害(自閉症)、「対人関係の異常」「特徴的なこだわり」のみに当てはまる症状をアスペルガー障害と呼ぶ。
  • 「対人関係の異常」とは、視線が合わない、友達関係が作れない、他人と興味を共有できない、感情が伝わらない、などがある。
  • 「ことばやコミュニケーションの異常」とは、ことばが遅れていたり、一問一答になってしまったりして会話にならない、オウム返しと言われるような特有の応答をする、遊びのルールや役割を理解できない、などがあげられる。
  • 「特徴的なこだわり」とは、興味を持っているものが限られている、周りからみて意味のない習慣にこだわる、くるくると体を軸にして周るなどの常同行動がある、物体の細部にこだわる、などが特徴といえる。

  高機能広汎性発達障害 (HF-PDD)

  • 広汎性発達障害(PDD)のなかで知的障害をともなわないものを指す。高機能とは知的障害をともなわないという意味。
  • アスペルガー障害のほとんどと、自閉性障害の一部が含まれる。
  • 障害として理解した上で対応せず、単にわがままや性格の問題として扱われてしまうと、不登校などのさまざまな不適応行動に発展してしまうケースが多い。

4.注意欠陥多動性障害(ADHD)

  • 「注意力を維持しにくい」「落ち着きがない」「衝動的、思いついたら行動に移してしまう」、これら3つの症状すべてにあてはまる障害。
  • 基本的に飽きやすく、すぐに新たな刺激を求める傾向にある。
  • また何かの作業が中断されると、元に戻るのに正常な子供の何倍もの時間がかかるか、あるいは次の対象に関心を移してしまう。
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INFOMATION

2008.3.4
東京都杉並区にてセミナーを実施しました。

2007.7.23
雑誌国際グラフの取材を受け掲載されました。

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